2月19日、20日と高知県宿毛市の鵜来島に釣友五人と今年の初遠征に行ってきた。片道5時間の長旅だが釣り談議で盛り上がり、あっという間に渡船基地がある片島港に到着。出船までの空いている時間に釣具店他で情報収集する。昨日は、爆釣だったらしい。渡船基地の目の前で午前3時から営業している珈琲竿“めじな”の情報はかなり信用できる)

午前5時30分出船。約40分で鵜来島に到着。泊まりの釣り人を乗せて順次磯に渡していく。僕はY君と二人で本島周りのワレで竿を出すことになった。名前のとおり、岩の割れ目が足場になっているため(それも斜め)とにかく釣りにくい場所。それでも頑張って釣らなければと準備にかかる。<BR>

今日のタックルは、磯竿1,5号5,3メートルに道糸2号ハリス1,75号で挑むことにした。
Y君はすでに準備を終えて早々と仕掛けを振り込む。すると一投目からアタリが。魚の締め込みを軽くかわしながら、上がってきたのは本命のグレだった。なんと一投目からとは。僕も早く釣らなければと気が焦る。ようやく準備ができた時にはY君は二匹目をゲットしていた。

いよいよ僕も釣りスタート。マキエをすると左に流れていく、いい感じの上り潮だ。仕掛けを投げ込み、馴染んだところで誘いをかけながら探っていく。
“あたりがあるならここだ”っというところでウキがすっと視界から消えた。すかさず合わせをいれると、いい感じの重量感が竿を曲げる。
しかし、グレ特有のスマートな引きではなく竿をたたく。(だいたいこういう時は外道が多い)だが、あがってきたのは何と
グレ!どうやらここのグレは、けっこう頭を振るみたいだ。
まあ、それはさておき、僕も一投目から喰ってくるとは、

今日は、いったい何匹釣れるのだろうと、取らぬ狸の何とかをしてしまう。しかし、人間欲を出すとろくなことはない。
僕が4匹、Y君が3匹釣ったあたりから潮が変わりだし、あたりが、ぱたっと、止まってしまった。

二人でいろいろ仕掛けを変えながら探ってみるが、いっこうにグレは喰ってこない。途中Y君がイサキを一匹追加したものの、時間だけが過ぎていき、完全に潮が止まってしまった。こうなるとなかなか集中力が続かない。昨晩、一睡もしていない事も災いして、睡魔がいっきに襲ってきた。話しかけてくるY君の声が、だんだん遠くなっていく1時間くらいウトウトしただろうか、

その間もがんばっていたY君がグレらしい魚信を、
キャッチした、どうやら再び
上り潮になりだしたみたいだ、
納竿まで残り30分、これが最後のチャンスと、再度集中して仕掛けを流していく。そして、シモリの手前で仕掛けを張っていると、

いっきに竿先まで伝わってくる今日一のアタリが!‘これはデカイ’と思い、体勢を立て直そうとした瞬間、竿が跳ね上がり道糸から切られてしまった。‘あーあっと想うのもつかの間、今度はY君の竿にも同じようなアタリが!さきほど、僕が切られたのを見ていたY君は、プロレスラー並みのパワーとタックルで主導権を握ろうと、
‘うぉ〜りゃ〜’っと強引
に竿を立て直し、いっきに浮かそうとするが、大物らしくなかなか浮かない。Y君に、ここの足元は、ドン深だからゆっくり取り込むように言って、
ドキドキしながら魚の浮いてくるのを待っていた。5、6回強烈な締め込みがあっただろうか。ようやくウキが海面を切って魚体が見えるところまできた。もうすぐだ。
そして、いよいよその瞬間が! 
がばっ”魚が浮き上がった。その瞬間、‘なんじゃ、こりゃ!’っと思わず声が出た。それは、見たことのない魚で、形はイシダイ、色は黄色と黒の彪柄。いやはや、海というところはまだまだ知らない魚がいっぱいだ。引きからすと完璧にグレだと思ったのに。これだから磯釣りは止められない。
この後片付けをして初日の釣りを終了した。(片付けを終えて迎えの渡船を待っていると、
何と足元一ヒロぐらいでグレが沸いていた。まさしく人間様をおちょくるように)
 
港に帰港後、今度は今晩の酒のつまみにイカ釣りだ。エギ釣りの得意なT君が、ぱっぱと二杯を釣り上げる。こちらの釣りは港でも、いろいろな釣りができるので退屈しなくて楽しい。

宿に入り、ひとっ風呂浴びたら、いよいよ遠征のもう一つの楽しみの晩飯だ。だいたいの釣り客は、前日寝ていないこともあり、ちょこっとお酒を飲んで、ご飯を食べたら‘おやすみなさい’だが、
僕たちは違う。とにかく飲みだすと長い。(これは、宿の人が一番嫌う客)僕らが自信を持って言える事は、酒癖が悪くなく、楽しく飲むがモットーだ。
そして宿の人も含めてワイワイガヤガヤと宴は10時過ぎまで続いた。まだまだ盛り上がりかったが、明日の釣りに備えてお開きにした。

朝5時起床!朝飯を食って釣り支度を始める。どうやら雨が降っているようだ。しかし、そんなことは言ってられない。今日上がる磯は、60オーバーが釣れている本命磯だ。ワクワクしながら渡船に乗って
沖磯の水島2番東のハナに向かった。

今回は、釣果はいまひとつだったが、楽しい遠征だった。渡船も宿もよかったし、なんと言っても、釣りをしていて夢がある、この、沖の島、鵜来海域に来れたことが。
そして、次回こそ60オーバーを…..


あっ!水島の結果は、雨が降り、風が吹き、潮は動かずアタリなしでした。残念!!



徳島支部  磯 stage
byサスケ